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Re:「ガンダムSEED DESTINY」を引用した、アメリカの現代アート作品 | 雑記 : Miscellaneous topics
いつも興味深く拝見させて頂いているULTIMO SPALPEENさんのところで、アニメや漫画をトレースしたっぽい、かなり怪しげなアート(と呼んでいいのかどうか)作品についての言及がありました。
http://willowick.seesaa.net/article/23332392.html

これを、パクリだ。の一言で済ませてしまうと、確かにそれまでなんですが。たまにはかじった知識で恥でもかいてみようかと。





アートに関するブラックジョークのひとつに、芸術家は鉛を金に見せ掛ける錬金術師である、っていうのがあります。要するに、ありふれたものから価値をどうにかして捏造するのが芸術家の仕事ということを皮肉った言葉で、どんなに有名で高額な絵画でも、材料費だけ見ればそんな価値があるわけがない。購入者は物理的に測れない『何か』にお金を払っているわけですね。

※世の中には、素材目的で盗まれる彫像とかもありますが、それはこの際置いておきます。

で、さらには、どこかで買ってきたレディメイドの既製品を芸術作品としてうん十倍の値段で売るなんてのはその極地で、その作品に価値を見出さない人から見れば、詐欺以外の何物でもない(笑)

そんな、既存のオリジナルを引用してオリジナルを創造するという近代アートの運動を、シミュレーショニズムと呼びまして。こちらの『コピーの時代』という展覧会の説明などが、なかなかに興味深いです。
http://www.biwa.ne.jp/~sg-kinbi/copy_age/index.html

「版画」においては原版ではなく、プリントされた複数のいわばコピーを「作品」とみなすように、巷に流通する「お札」においても、印刷される前の原版はオリジナルであっても貨幣としては機能せず、大量に複製された印刷物が本物のお札「真札」とみなされます。

この紙幣の例えと同様に、仮に、本物とまったく見分けがつかない極限に酷似したアニメの海賊版があったとして、正規品と海賊版を分けるものはカタチの無いコピーライトしかないのだけれども、その正規品と呼ばれる物そのものが、つまりは大量生産の産物であり、見分けることができない故に、どちらにコピーライトを保証してよいかわからなくなるというアイロニーが生じたりもする時代なわけです。

彼女に深い意図があるかどうかはわかりませんが、あるいはアニメや著作権という現象に対して何らかそのような問題提起を意図していて、あえて物議をかもしかねないスタンスを取っているのかもなと、ちらっと思った次第。他の絵と比べて値段が変に高いので、ほんとうに売る気はあまりないんじゃないかな。

深読みしすぎかな。や、単にかっこよかったからパクッた、路線も捨てがたいですが(笑)

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【2006/09/07 21:45】 | トラックバック(0) | コメント(0) top↑






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