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中学英語でアメリカン・ポルノが読める―楽しみながら英語力が身につく本 | 和書:Japanese books
中学英語でアメリカン・ポルノが読める―楽しみながら英語力が身につく本 中学英語でアメリカン・ポルノが読める―楽しみながら英語力が身につく本
中村 康治 (2005/12)
こう書房

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※ご注意。例によってお子様厳禁の本です。最近こんなんばっかり書いてるような気がするよ。
本書より引用:

ポルノで、ホットなパートを見つけるコツは、セリフの多い部分、それも感嘆詞の多い部分を見つけることです。まずはその周辺を読み、理解の輪を広げていきましょう。この3ページの中で一番わかりやすいのは、
Oh, Jim! It's so big! の部分と Jim-Jim Oh, Jim! Do it to me! Put it in me-e-e-e! I don't care if it does hurt, の部分でしょう。
「ああ、ジム! とっても大きいのね!」の部分は、ジムの男性器が大きいのを知って驚いているわけで、そうなると、その前の部分は、ベティがジムの男性器に触れるか、見るかしている文章ということになります。
この文の3行前にpenisという言葉が見えます。ペニスは誰もが知っている言葉です。ところで、ペニスと発音するのはラテン語の発音で、英語ではピーナスと発音するので注意して下さい。

生まれて此の方、これだけ生真面目にエロ小説の構文を解析したことがあるだろうか。

この明朗とした解説を目にすれば、思わず不精な我が居住まいに羞じ入ること深し、背筋をぴしりと伸ばしたうえで、声高らかに音読したくなるではないか。

「Oh, Jim! It's so big!」 「ああ、ジム! とっても大きいのね!」 (*繰り返し)

ほがらかすぎです。


基本的に、洋書から抜粋した短文とポイント解説だけの本なので、これだけで洋書を自在に読みこなせるようになるかというと、ちょっと苦しい。まあ、ポルノでも何でもいいんで、とにかく手をつけてみればそのうち上達する、という実践メソッドの一冊。むしろ、堅い講義口調と卑猥な内容のギャップを楽しむ本のような気もしないでもない。

あるいは自分好みのエロ小説が載ってないかな? と思って買ったのだが、よくよく読めばこれは20年以上前、フランス書院が本当に翻訳文庫だった時代、に出版された本の再編集本。掲載されている題材も既に絶版ばかりでした。

これに載ってるような、SM抜きのエロ小説を探すのが、今となっては中々に大変。
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【2007/07/10 09:37】 | トラックバック(1) | コメント(4) top↑






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コメント
こんにちは。

この本、買おうかどうしようか、迷っていましたが、こちらの情報で本の内容がわかり助かりました。

私の洋書の官能小説が、英語になれるのにいいのではないかと思って、ひそひそ読んでいます。

ただ、なかなかこの分野の情報はなくて。

>SM抜きのエロ小説を探すのが、今となっては中々に大変。

そうなんですよね。楽しい本にたどり着くまでが、この分野は大変です。

なにか情報があれば、お教えください。
【2007/10/22 17:12】 URL | tadoku18kin [ 編集] | page top↑

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どうも、はじめまして。

人の好みは様々なので、羞恥大好きな自分の意見が参考になるかどうかは分かりませんが、いくつか作品をば。

#変態発言抑制 off (18禁注意)

Depths of Depravation
http://www.amazon.co.jp/Depths-Depravation-Nexus-Ray-Gordon/dp/0352339950/
父親不在で母子家庭の家族の隣にハンサムな男が越してくる。一人娘は男にぞっこん惚れこんでしまうが、母親はその男に何か胡散臭いものを感じる。隣人と深く付き合わないように諌める母だったが、母親も同じ男に嫉妬していると思い込んだ娘は忠告を聞こうとしない。仕方なく母親はその隣人に娘に近づかないよう直談判するものの、男は黒い本性をあらわし、娘に手を出さないことと交換条件に母親の体を要求する、という内容。母娘揃って頭弱いですが、洋書ポルノには珍しく葛藤が描かれているのがマル。

White Rose Ensnared
http://www.amazon.co.jp/White-Rose-Ensnared-Black-Lace/dp/035233052X/
本当は女性向けのBlackLace物。貴婦人が、彼女を助けに来た若い騎士の目の前で悪漢の伯爵(?)にネチネチと責められるという場面があって割とツボでした。本の後半は典型的なハーレクィン展開で、人によっては退屈に感じるかも。

Kiss The Girls and Make Them Cry
http://www.asstr.org/~GeorgiePorgie/index.htm
実は、英文で読むエロ小説の中で、自分が面白いと思うものはweb小説の方が多かったりします。
例えば、上記の"Meadows, Book One"などはいかがでしょう。ペドフィリアかつサディスティックな内容なので、こんなのを楽しんだと言ったら欧米の方には真剣に精神病を疑われそう^^;

#変態発言抑制 on
【2007/10/22 21:33】 URL | Nanatuha [ 編集] | page top↑

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ご紹介ありがとうございます。

レイ・ゴードンは、読みやすく、かつ割りと面白いので好きな作家です。ちょうどamazonで安かったので買ってみようと思います。

White Rose Ensnared は、ちょっと高いですね。ご紹介内容はとてもいいのですが。

ネット物は膨大すぎて、まだ手をつけてません。でも、けっこういい作品が多いと聞いています。早速読ましていただきます。

これからも機会があれば、私のブログ経由ででもお教えいただければ幸いです。また私の方でも面白いものあればブログにのせていこうと思います。機会があったら読んでください。
【2007/10/22 23:34】 URL | tadoku18kin [ 編集] | page top↑

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いえいえ、当たり外れが大きいジャンルですので、こちらこそ良いのがあればお教えいただきたいですよ。ブログ参考にさせていただきます。
【2007/10/23 00:13】 URL | Nanatuha [ 編集] | page top↑

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Nanatuhaさんにご紹介いただいた3点
ネットで情報を探していてヒットしたサイトにコメントをしたら、そこの主のNanatuhaさんに3点ご紹介いただきました。(1)Depths of Depravation by Ray Gordon ; NEXUS(2)White Rose Ensnared by Juliet Hastin... 18禁多読【2007/10/22 23:45】
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