ごめんなさい。
表紙買い しました。
あらすじ：
あたし、お尻を叩いてもらいたいと思っているごく普通の女子校生。ビクトリア時代の小説を読んでは、女中がお仕置きされる場面でハアハアしちゃう、ちょっとあたまのおかしい女の子なの。
趣味が高じて、図書館でＳＭ読本まで借りちゃった。あたしったらなんて破廉恥なのかしら。でも実はこの本、もう何度も何度も、返却期限が来るたびに借り直しているのよ。この本はもうあたしのもの。誰にも渡してあげないんだから☆（普通に迷惑行為です）
でも、今日もいつものようにＳＭ本を借り直しにいったら、同じ本を目当てにきた男の人に声をかけられちゃったの。彼、ちょっといい感じのイケメン君かも。「どうやら、僕と君は同じ変態性癖を持っているみたいだね。ところで今日は寮に誰もいないんだ。やらないか」 なんなのこの人。初対面で女の子を家に呼ぶなんて、一体どういう神経をしているのかしら。信じられない！ もちろんあたしは、喜んでほいほいお宅に訪問したわ。
「さあ、僕の膝の上に這いつくばって、尻をこちらに向けるんだ」 ああ、これが私のファーストスパンキング。夢の中では繰り返し想像していたけれど、実際に体験するのは初めて。なんてロマンチックなのかしら。期待に焦がれてぷるぷると震える臀部。鞭のようにしなやかに振り下ろされる平手。ああ、痛い。叩かれた部分が熱く痛いわ。でも、カ・イ・カ・ン☆
彼のスパンキングに一度は満ち足りたわたしだけど、しばらくするとまたものたりなくなってきちゃうの。どうしてかしら。この昂ぶる心を鎮めるにはどうすればいいの。あたしは思わず協会の懺悔室に飛び込んだわ。「神父様、あたし悪い娘なの！ 助けて！」「神の御心に背く堕落者には、お仕置きが必要ですね。さあこちらを向いて尻を出しなさい」ああ、神父様ぶたないで。痛い。痛いわ！ でも、カ・イ・カ・ン☆
神父様の聖なるスパンキングに一度は満ち足りたわたしだけど、しばらくするとまたものたりなくなってきちゃうの。この昂ぶる心を鎮めるにはどうすればいいのかしら。そうよ、お買い物でストレス発散すればいいのよ。ショッピングにいきましょう。「おまえうちの商品を万引きしただろう。証拠はあがっているんだ」「嘘、冤罪よ！」「ええい、黙って尻を出せ」 ああ、鞭打ちなんてひどいわっ！ もういやあ！ でも、カ・イ・カ・ン☆
（以下エンドレスリピート）
アホな話は大好きなんだけど、いやしかしこれは……一体どこでヌけばいいんだろう？（笑）
多分、支配願望とか、被支配願望とか、そーいうところがツボポイントなんだろうけど。ぶっちゃけ自分は恥かしがっている女性にハアハアするド変態だけど、痛がってる女性にハアハアする性癖は持ち合わせていないんで、BDSM小説の魅力がいまいち理解できませんよ、と。別に人の尻叩きたいとも思わないし、それだったらむしろ、立ったままスカートあげてパンツ見せろって命令したほうが楽し（以下省略）。
そして、英語圏の市販エロ小説は、おおまかに言ってBDSM(SM小説)かRomantica(純愛物)の２択しかないのはなーぜー。もっとこう、フェミニスト団体が激怒しそうな羞恥小説を読みたいんだようっ。そんな俺はメギドの炎で焼かれるべきである。
ついでに、この表紙写真で、尻を叩かれている
著者本人 もよっぽどの変態だ。世の中って広いなあ。
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