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Lord of the Flies | 洋書 : English books
先月読んだ「ベルガリアード物語」がそこそこ骨のある本だったので、2巻に進む前に何か軽いやつを一冊読もうと思った。

そうだ、買っておいたけれど表紙がキモいので放置していた「蠅の王」があったっけ。薄い本だし、これならサクッと気楽に読めるかな。

Lord of the Flies




むずかし すぎて のう が とろけた (´A`)



The pig-run kept close to the jumble of rocks that lay down by the water on the other side and Ralph was content to follow Jack along it. If you could shut your ears to the slow suck down of the sea and boil of the return, if you could forget how dun and unvisited were the ferny coverts on either side, then there was a chance that you might put the beast out of mind and dream for a while.

例文を見てみよう。ところどころに見慣れない単語があるが、通してみればそんなに難しくないはずだ。……ほら、難しくなんかないよ……おかしいな。どうにも意味が掴めない。

ぼんやりと言ってることは分かるんだが。何かがおかしい。何かが。この得体の知れない違和感はナニ?

if you could forget how dun and unvisited were the ferny coverts on either side,

……ねえ。unvisitedって、名詞だっけ?

このゴールディングさん、動詞とか形容詞とかを名詞として使う癖があるらしい。文法をあえて崩した語法と、難度の高い文学的な単語と、つきたて餅のように途切れることのない文節と、婉曲的な比喩表現とが織り成す絶望と恐怖のカルテット。ぎ、ぎゃー。これに比べればベルガリアードは子供だましだ。ぎゃー。 (´A`)

追記:勘違いしてた。一晩寝て改めて眺めてみたら、違う物が見えたよ。how dun and unvisitedのひとセットで名詞節だ。ここのdunもunvisitedも形容詞。うーむ、手強い……。




話は変わる。


「蠅の王」というのはつまり、民主主義システムの弱点を皮肉った話なんだよなあ。

・全員参加の民主主義の形を取っていても、人間は自然と、主導する少数のオピニオンリーダーと、発言をしない多数の群集に別れる。
・オピニオンリーダー同士の意見が衝突したとき、群集は目先にある利益の方になびく。たとえそれが長期的に見れば損をするとしても。
・数が力であるため、全体の利得を追求する(短期的に痛みを強いる)リーダーは排除され、群集を刹那的に満足させ続けるリーダーが力を持つ。
・群集は自ら決定を行ったという自覚がないため、結果責任に対して無自覚である。風向きが悪くなれば、今のリーダーは群集から見捨てられる。

個人個人はそれほど悪くないのに、総体としては「全体の幸福」に向かわずに、「他の集団から目先の利益を奪い合う」方向にどんどん走っていってしまう。「人間の本質は善だが、人間達の本質は邪悪だ」というのはけだし名言だ。
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【2007/04/16 20:25】 | トラックバック(0) | コメント(2) top↑






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コメント
Nanatuhaさん、こんにちは。久しぶりです。

Lord of the Fliesは、Golding先生の名著ですね。米国の中学生にとって必読書――もちろん、私も中学2年の頃に読んだことがある。本当にむずかしかったよ!でも、最後まで読んだあと、「うわ、本当の美談だった」とか「びっくりした。こんな楽しみで本を読んだことは初めて」しか思うことがなかった。

今時、「1リットルの涙」を読むけど、うわ――これも美談だね。主題はぜんぜん違うけど。・゚・(ノ∀`)・゚・。
【2007/04/18 01:33】 URL | gp32 [ 編集] | page top↑

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おひさしぶりです!

名作物語もいいよねえ。タイトルと概要は知っていても、実際に読んだことない本多いもの。

とはいえ、今のレベルでそれが読めるかどうかは別問題だけど。以前読んだ、Hemingwayの「The Old Man and the Sea」は正直難しすぎてついていけなかった。もう少し勉強してから再挑戦したいところ。

あー、時間はいくらあっても足りない。
【2007/04/18 12:56】 URL | Nanatuha [ 編集] | page top↑

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