Top | RSS | Admin
スポンサーサイト | スポンサー広告
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
------------------------------------------------------------
【--/--/-- --:--】 | top↑






英語漫画ロミオとジュリエット:内容ダイジェスト | マンガ: Manga
Romeo and Juliet


先日勢いで買ったロミオとジュリエット。表紙に負けず劣らず、内容も凄かった。

原作の骨組みを完全に維持しつつ、なおかつ先の読めないストーリー展開を見せるこの本の魅力を、ダイジェストでご紹介。毎度のごとく写真が微妙だが、内容が少しでも伝わればこれ幸い。




ここは現代日本、渋谷と呼ばれる街は、2大巨頭ヤクザの支配下にあった。一つは温情知らずのモンタギュー組、一つは悪逆非道のキャピュレット組。いずれ劣らぬ極道一家である。

両組の恩讐は末端組員まで及び、通りでは、先走った若手衆による小競り合いが頻発していた。

107_0782.jpg

そんな騒動に割ってはいる、白馬ならぬ白パトに乗ってやってくるヒゲ男。彼こそが、エスカラス王子その人である。「おう貴様ら、天下の往来で大騒ぎしやがって。あんまり治安を乱すようなら、署までしょっぴくぞ!」

ていうか、治安がどうのこうの言う前に、そいつら全員銃刀法違反。現行犯逮捕しようよ王子。街中を真剣を持った組員が普通に歩いてる図は何かおかしいと思うんだ。




そんな騒ぎからは所変わる。泣く子も黙る極道モンタギュー組には、その血にそぐわぬ心優しき一人の息子がいた。その名もロミオ。新進気鋭のアイドルスターである。

敵方キャピュレットの館に潜り込んで悶着を起こした末、ロミオはキャピュレットの娘ジュリエットと出会い、禁じられた愛を誓うことになる。「ああ、どうして貴方はロミオなの?」

恋する2人の落ち合い場所はキャピュレット邸の裏手にある果樹園。ああ、ロミオ、どうして渋谷のど真ん中にそんな場所が存在するの?

108_0834.jpg

そして、そもそもこの時空は本当に現代なのだろうか。




しかし、読者の混乱はよそに、運命の歯車は非情に回り続ける。ロミオは、親友マキューシオとキャピュレット組の若い鉄砲玉・ティバルトの諍いに巻き込まれてしまう。

108_0854.jpg


ギターに隠した仕込み暗器でティバルトを急襲するマキューシオであったが、逆に、ティバルトのギミックシューズに仕込まれた飛び出しナイフによってその命を散らす。君らはどこの大道芸人だ。

マキューシオの死に憤ったロミオは、思わず身近にあった日本刀でティバルトを刺し殺し、逃亡する。日中堂々と行われたこの凶事は、すぐさま渋谷中に知れ渡ることとなる。




ヒゲ王子の判断により、殺人犯ロミオの処分は身分追放と決まった。司法制度も裁判も完全無視。ヒゲの辞書に日本国憲法という言葉はないのだ。

追放先は京都。つまりは県外追放である。世の中にはそんな罰があったのか。まるで観光旅行のパンフのような「Visit Kyoto」という冊子を受け取って複雑な表情をするロミオ。そんな処分でいいのかこのヒゲ。

108_0868.jpg

おいでませ京都。





一方、ロミオとの別れを嘆くジュリエットと、それを哀れむ宮司は策を弄する。虚偽の葬式を挙げて、彼女を世間に死んだものと思わせるというものだ。薬の力を借りて仮死状態となるジュリエット。宮司はロミオにだけ、それが狂言であると伝えようとする。

108_0882.jpg

ま、まずいんじゃよー。ロミオの携帯が圏外でメールがとどかないんじゃよー。



手違いにより、愛するジュリエットが死んでしまったと思い込んだロミオは、場末のマッドサイエンティストから購入した劇薬を呷り、自害する。それを知ったジュリエットもまた、死後の世界でひとつになれる事を願いながら、彼の後を追うのだった。


108_0892.jpg

ヒゲ王子最後まで役立たず。




意外なまでに原作に忠実なストーリー運び。にもかかわらず、いやむしろ原作の筋書きをそのままに舞台だけを現代日本に置き換えてしまったからこそ、この全体から溢れ出る素晴らしいB級感と甘美なる不協和音。写真では小さくてよく見えないが、表紙背景の「メトッロ」「まンが」という手書き文字の看板を読んだ瞬間に感じた高揚感は裏切られることはなかった。

中世ヴェローナから渋谷に舞台を移すにあたり、教育を受けていないので文字を読めない小間使いが、メガネを割ってしまったので文字が読めないドジッ娘になっていたりと、どうでもいいところで芸の細かいアレンジが入っていたりするのだが、そもそも「何故そこまで苦労して舞台を渋谷にしたのか?」という最大の疑問は最後まで読んでも謎のままである。
スポンサーサイト
------------------------------------------------------------
【2007/03/22 19:14】 | トラックバック(0) | コメント(3) top↑






<<The Belgariad : Pawn of Prophecy | Top | 冬は幻の鏡>>
コメント
頼むからもっと日本を調べてくれとオモタ
日本風味なら何でも構わないってことかな?
【2007/07/02 18:52】 URL | [ 編集] | page top↑

============================================================

いやー、日本人の描くアメリカ像だって、向こうの人にしてみりゃツッコミ所満載だし。アニメ・漫画に出てくる外国人キャラの英語とか、自分でも判る変なの多いよ。

むしろそこは、ありえねー! と笑い飛ばすのがまっとうな楽しみ方なんじゃないかと。

(そういや、萌えたんアニメ化のHPで珍妙英語を早速発見して、狂喜してた人もいたなあ)
【2007/07/03 10:31】 URL | Nanatuha [ 編集] | page top↑

============================================================

ごめん。シェークスピアだから当然出版社もイギリスだった。

自分の想像するイギリス像は、近代から現代まで場所時系列ばらばらに混ざりまくってるような気がするな。

007と鉄道とフィッシュアンドチップスと霧のロンドンブリッジとSMとフィルハーモニー楽団と若年失業率とイギリス紳士とジャックザリッパーとレッドコートとロビンマスクとバグパイプの国~。

我ながらひどいもんだ。
【2007/07/03 16:20】 URL | Nanatuha [ 編集] | page top↑

============================================================

コメントの投稿












管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
トラックバックURL
http://dekadenbiyori.blog40.fc2.com/tb.php/210-c48fe758
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
| Top |
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。