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Best American Erotica 2007 | 洋書 : English books
※タイトル通り、あけっぴろげな直球エロ話題を無駄に長々と語ります。苦手な方、18歳未満の方は閲覧をお避け頂くとこれ幸い。

* As you can see I'll talk about erotica very explicitly. Don't read if you're under the age, and be prepared yourself if you dare read, please.

The tiger rising が純エロだとすれば、今回は邪エロの話。たまにはド直球でも良いですよね。108式ぐらいの殺人球を出しても問題ないですよね?

Best American Erotica 2007


で、エロティカ。いいじゃん。駄目な兄さんはこういうの好きなんです。

この本、ベストアメリカンエロティカというタイトルだけど、ベストアメリカンおおむね女性向け一部レズやゲイもあるでよエロティカになるところがお米の国のおっとろしいところだなぁ。男性向けの話、ないの。

正確には、相思相愛ラブラブ話はあるけど、男の一方的な煩悩剥き出しの話が少ないの。希少種。あっても150%エスエム。エス氏とエム嬢。その手のやつはちょっと話が盛り上がると、飲み屋のお通しのごとく決まって尻叩きが出てきやがるのです。おのれ、過去何度レイゴードンの名前に騙されたことか。小生スパンキングの何がいいのかいまいちわかりませぬよ。スパン。スパーン。あ、あ、あああーーっ!! ……うーむ、自分の心にはちっとも響かないが、好きな人には堪らないんだろうなあ。

いやまあ、ここでコメント欄を使ってスパンキングの魅力を熱心にねっとりたっぷり語られたりしても、笑顔で、「帰れこの変態野郎」としか返す言葉はありませんけどね! 心的外傷コメント怖いっ!

一般の洋書籍を読んでいて、あ、これライトノベルっぽいな、とか、日本人の感性に近いな、というのはままあるんですが(いやホント。特にツンデレ分には困らない)、ことエロスな小説に限っては、自分と米国人(英国人こそが元凶という説あり)の感性は、ウルルーカタ・ジュダ国立公園とそこに屹立するエアーズロックの如くずれております。

自分の好みとしては、シャイなあの子にあんなことやこんなことを、ふふふ、困惑して恥ずかしがる顔が可愛いよ、っていう、プチ変態入った羞恥エロ小説がジャストミートなんですが、そんなもの、どこにもねえ―――――――――――――――っ!

洋書の男性向けエロティカは、日本のと"恥じらい"のテイストが明らかに違います。それが悪いとは言わないが、女性向けは、日本のそれとかなり似ている、少なくとも垣根が低い気がするのにー。(自分は女性向けのそれほど読みこんでるわけじゃないんで、通に言わせると違うのかもしれませんが)

エロ小説にある程度通じている人にはこの例えがわかってもらえるんじゃないかと思うんですが、むこうの男性向けご都合話は、日本で言う熟女物の「さあ、お前はどんないやらしい雌なのか言ってみろ」「ああ、あたしは浅ましい売女なの! ○※■△凄いのぉ!!」このノリが基本ライン。で、スパンキング。……なんていうかこう、ねえ。もうちょっと恥ずかしがってくれないと、兄さんつまんないの。(おのれはどこまで変態ですか)

性に奔放になって快楽を享受するのが、彼らの一般的なエロス。「いやん。見ないで」っていうチラリズムに反応する人は明らかに少ないんですよね。Exhibitionism(露出趣味)もあるけど何か違うし。ほんと、自分の変態趣味に合いそうな良い洋書(別の意味で悪書)があればこの不智者に是非ご教授頂きたい次第。どこかに物知りエロ長老はいないものか。「ふふふ、この若造が。精進が足りぬわ。見ろ、貴様の求めるエロスはここにある!」「し、師匠! 一生ついていきます!」みたいな。

変態エロ小説と言えば以前、時間を止める能力を悪用してスカートをめくる、という待ってましたこれですよ。この能力の無駄遣い加減がたまらない。なフェルマータを超期待して読んだら、あまりに退屈で、読みながら寝落ちしました。その日の教訓は、英語で読んで意味がわからない話は、日本語版を読んでもやっぱり難解、でした。

気をつけろスネーク! 日本語版の表紙は巧妙なトラップだッ!
http://www.amazon.co.jp/dp/4560071241/ (注意:所持していると言い逃れできなくなる表紙です)


だが、自分はまだ逆境に屈するわけにはいかない。真に異文化を理解するために。ごめん嘘。2倍の選択肢からエロス分を貪るバイリンガルエロリストになるために。今宵も懲りずにワクワクエロティカを読んで鍛錬に励むのです。ライトサークル。レフトサークル。アップ。ダウン。ユーアーベストキッド。みたいな。

それではベストアメリカンエロティカ2007、最初の1作をば。On the Eighth Day ((創世記の)第8日目に) By ヴェネッサ・バゴット。

There once was an all-powerful superbeing called God. He spent his time wandering around the universe creating life and imposing order.

そこには全知全能の、神と呼ばれる存在があった。彼は自らの時を、宇宙を巡り、命を生み、そして摂理を与えることに費やしていた。

い、いきなり話でかっ!? この本、一人10ページしかスペースないのに、ペース配分間違えておらぬか!? それでもきっちりエロ話にまとめるあたり、侮れぬ。侮れぬよメリケンエロティカ。
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【2007/01/31 08:46】 | トラックバック(0) | コメント(0) top↑






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