![]() いい年の男が読むのはちょっと恥ずかしい表紙。 なんだか知らないけど、表紙とは裏腹の凄いミステリがあるよ、という噂を聞いて読んでみましたコバルト文庫。青い騎乗柄のレーベル、ひさしぶりに見たなあ。
とはいえ、このアオリ文だけで、綾辻行人スキーとしてはドキドキが止まらない、な訳ですよ。ああ、妖しげな事件のかほりがする。 冒頭のチャットだってこんな調子。
お前らどんな妄想癖やねん! 最近のお嬢様は日常生活でトリック談義をするのか! と、喜んで読み進めたものの…… うーん……ガッカリー。 終盤で急転直下をするものの、ミステリを通り越して何か異空間へ突き進んでしまいました。ここはどこ? 私はだあれ? 新本格を求めた自分がいけなかったようですが、全員変名、というガジェットが全然生きていないのもつらかった。 この小説の何が凄いのか解説してくれているサイト(激しくネタバレ) http://d.hatena.ne.jp/Erlkonig/20051121/1132532345 ああ、なるほど。自分にはその先入観があまり無かったから、ふーん。で終わっちゃってた訳か。少女小説にどっぷり漬かった人の為のミステリな訳ですね。 スポンサーサイト
|
|
| Top |
|