英語の恋愛ゲーム市場を観察している身としては、いつかプレイしておかなければならないタイトルだと思っていたSprung。今回はこの、現状数少ない、純西洋産の恋愛アドベンチャーゲームをご紹介します。

[Copyright Ubisoft]
上:Brett 下:Becky
主人公はBrett(男)とBecky(女)のふたり、それぞれ別のストーリーを持っています。各ストーリーは短い章に分けられていて、その章ごとに提示される目標を達成することで、話が先に進んでいきます。この記事は、Brett側ストーリーのみをクリアした時点で書いてます。
システムは日本のノベルゲームに近いですが、ひとつひとつのセリフごとに選択肢を選んでいく必要があるため、よりデートシムライクになっています。(感覚としては、トライアングルハート1のこっぱずかしい告白シーンに近い)。普通の美少女ゲームの先入観を捨てれば、これはこれでなかなか悪くありません。会話ツリーのリアクションが実に豊富なので、コミニュケーションの流れを自分でコントロールしているという気分にさせてくれます。
プレイヤーは、幼馴染のBrettとBeckyの純愛を成就させるため、数々の目標を突破する必要があります。たとえばこんな風に。
・ダンスクラブのVIP会員券と引き換えにBeckyを売りとばせ!
・他の女性を追い掛け回して電話番号をゲットせよ!温水プールに連れ込め!
・ヒロインB・Cとの二股デートを成功せよ!ヒロインDに粉をかけるのも忘れるな!
…ちょ、待て。何だその目標は!? Σ(゜Д゜)
そう。Brettは女性と見ればプレイヤーの意思を無視して口説き始める、天然プレイボーイだったのです。(というか、そういう"
肉欲目標"を達成してやらないと話が先に進まない)
同時に2人3人口説くのは当たり前。自分で仲介したカップルも関係なし。友人の彼女にさえ平然と愛を囁く主人公も主人公ですが、それ以外のキャラクターも素敵にキグルイ揃い。『さあ、あたしを
牛だと思って口説いて!』とのたまう大自然の電波っ娘とか、前振りもなく催眠術に目覚めて人の精神を操り始める恋敵とか(これ現代劇なんですよね?)、川渡り問題よろしく一人にすると他の異性に襲いかかる連中とか、ガイガーカウンターがぎゅんぎゅん振りちぎれんばかりの変態共に、俺の脳内も過剰エンドルフィンでもう濡れ濡れ。
彼氏のいない女は攻略対象だ! 彼氏のいる女はよく訓練された攻略対象だ!!
ホントSprungは地獄だぜ! フゥハハハーハァー!!
関連:Hotwiredの紹介記事。素材は悪くないんだ。素材は。
http://hotwired.goo.ne.jp/news/culture/story/20041216205.html
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